もうまもなく読み終わる。
話題図書なので前々から興味はあったのだが…だが、だが。
人とに人を繋ぐものは、言葉ではなく、見た目や音や雰囲気や…視覚的に入ってくる情報がメインである。
というところから話は始まる。
そういう著者は、舞台を手がける人であり、漫画の原作や劇作を行っている人である。
だから、言語以外のコミュニケーション(=ノンバーバル・コミュニケーション:言葉以外の伝達)について、なにが、どのように、かんじられ、うけとられ、伝わってゆくか、を考察しているのがこの本。
だから、"見た目が9割"で判断してしまう。
まず。
言語は印象を伝えない、ということ。
それには少なからず反発を覚えた。
短い文章で大きな宇宙を表し、伝える文化が日本にはある。
もっとも、<うたうもの>と<うけとるもの>が同じ立ち位置に登らないければその"言葉"は通じないのは確か。
なんの修練(笑)もなく、ものごとをつたえるのは、やはり"見た目"であり、"印象"であろうかと思った。
ならな、どのように動き、どのように語り、見て、つたえるか。
その有効性と、影響力を明かしてゆく。
なにせ著者は舞台の演出を生業のひとつとしているのだから、"いかなる動きによって""いかにみせるか"についてはプロなんである。
言われれば、"ああ、成る程"と思うことも多い。
例えば、男女の距離のとりかた。
無関係な他人(公衆距離:360センチ以上)ー仕事上の付き合い(社会距離:120〜360センチ)ー友人(固体距離:45〜120センチ)ー恋人(密接距離:0〜45センチ)というように、段階(レベル)によってその距離が変る。
ここでおもしろいのは社会距離で、ソファに腰掛けて商談をする場合の距離がこれに辺り、《たとえ相手がいきなり匕首を取り出して飛び掛ってきてもなんとか逃げられる距離である》のだそうだ。
なんという、たとえ……(笑)
そうやって、ひととの距離を測るんですね!?
友人だと、油断しているから、距離が近いから、もう助からない、ってわけですね?
おもわず、会社での隣人との距離をもっととるべきかな?と考えた私であった。(よく口げんかもするしな…)
なぜ、化粧を濃くするのか?
何故夫婦は似てくるのか?
何故男より女のほうが勘が鋭いのか?
どうして外国人は、(日本人から見て)動作がオーバーなのか?
ナドナド、それぞれの理由を検証しながら話は進む。
納得するかしないかは…読者次第だけどね。
(まあほぼ納得するだろう)
ただ…なんか、もっと凄い、衝撃的なことが書いてあるのだろうと思ったのは、考えすぎだったようだ。
「見た目が9割だから、見た目で誤魔化せ!」とか、
「第一印象でごまかし通せ!」とか過激な話なのかと思ったんだな…なぜか。
なぜだろう?
人が第一印象や視覚にどれぐらい支配されてしまうかを解説しているので、逆に「見た目にだまされるなよ〜」といわれているような気がする…。
或いは「これを逆手に取れ」って?(笑)
ISBN:4106101378 新書 竹内 一郎 新潮社 2005/10 ¥714
話題図書なので前々から興味はあったのだが…だが、だが。
人とに人を繋ぐものは、言葉ではなく、見た目や音や雰囲気や…視覚的に入ってくる情報がメインである。
というところから話は始まる。
そういう著者は、舞台を手がける人であり、漫画の原作や劇作を行っている人である。
だから、言語以外のコミュニケーション(=ノンバーバル・コミュニケーション:言葉以外の伝達)について、なにが、どのように、かんじられ、うけとられ、伝わってゆくか、を考察しているのがこの本。
だから、"見た目が9割"で判断してしまう。
まず。
言語は印象を伝えない、ということ。
それには少なからず反発を覚えた。
短い文章で大きな宇宙を表し、伝える文化が日本にはある。
もっとも、<うたうもの>と<うけとるもの>が同じ立ち位置に登らないければその"言葉"は通じないのは確か。
なんの修練(笑)もなく、ものごとをつたえるのは、やはり"見た目"であり、"印象"であろうかと思った。
ならな、どのように動き、どのように語り、見て、つたえるか。
その有効性と、影響力を明かしてゆく。
なにせ著者は舞台の演出を生業のひとつとしているのだから、"いかなる動きによって""いかにみせるか"についてはプロなんである。
言われれば、"ああ、成る程"と思うことも多い。
例えば、男女の距離のとりかた。
無関係な他人(公衆距離:360センチ以上)ー仕事上の付き合い(社会距離:120〜360センチ)ー友人(固体距離:45〜120センチ)ー恋人(密接距離:0〜45センチ)というように、段階(レベル)によってその距離が変る。
ここでおもしろいのは社会距離で、ソファに腰掛けて商談をする場合の距離がこれに辺り、《たとえ相手がいきなり匕首を取り出して飛び掛ってきてもなんとか逃げられる距離である》のだそうだ。
なんという、たとえ……(笑)
そうやって、ひととの距離を測るんですね!?
友人だと、油断しているから、距離が近いから、もう助からない、ってわけですね?
おもわず、会社での隣人との距離をもっととるべきかな?と考えた私であった。(よく口げんかもするしな…)
なぜ、化粧を濃くするのか?
何故夫婦は似てくるのか?
何故男より女のほうが勘が鋭いのか?
どうして外国人は、(日本人から見て)動作がオーバーなのか?
ナドナド、それぞれの理由を検証しながら話は進む。
納得するかしないかは…読者次第だけどね。
(まあほぼ納得するだろう)
ただ…なんか、もっと凄い、衝撃的なことが書いてあるのだろうと思ったのは、考えすぎだったようだ。
「見た目が9割だから、見た目で誤魔化せ!」とか、
「第一印象でごまかし通せ!」とか過激な話なのかと思ったんだな…なぜか。
なぜだろう?
人が第一印象や視覚にどれぐらい支配されてしまうかを解説しているので、逆に「見た目にだまされるなよ〜」といわれているような気がする…。
或いは「これを逆手に取れ」って?(笑)
ISBN:4106101378 新書 竹内 一郎 新潮社 2005/10 ¥714
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