映画館で予告フィルムをみて、「なんてかわいらしぃ〜♪」

動物が好き。
四足動物が好き。
犬猫系は特に好き。
きつね…も勿論、好き。

三重苦の子狐を、子供が助けようとするオハナシ…だと思う。
三重苦だから、ヘレン・ケラーの名前を取ってヘレン。
ではサリバン先生は?なんて、しょうもない突っ込みはナシ。

今では、北海道のキタキツネは随分人間に馴れてしまって、人間や車に近づいて餌をねだるとか。
昔(随分昔)(笑)は遠くから、厳重警戒の目でこっちを睨んでいたものだが。

その容姿のかわいらしさが、罪なんだろうなぁ。

日本では畏れや親しみをもって接せられる狐。
西洋では、狩猟民族には狩りの対象であったため、"獲物"として認識される。
「ニルスの冒険」に出てきた赤みがかった毛色の狐は、ニルスをしつこく追い回すドジな狐だったが、人間にとっては垂涎の獲物(高価な毛皮が歩いている!)だった。
農耕民族である日本人は、田畑を荒らす害獣(ネズミとかその他いろいろ:狐は雑食なので)獲ってくれる"益獣"だったので、祀られたり大事にされたり親しまれたりしたらしい。
狩猟民族と農耕民族ゆえの違いだ。

そのうち稲荷信仰(商売の神様)もできて、狐は神様にまで出世したが、江戸時代の老中・田沼意次などは"屋敷神"として祀り上げてしまった。
お稲荷さん、大出世である。
西洋の感覚では、まず、考えられない。

だが、その西洋と東洋で唯一共通する思考もある。
「狐の嫁入り」
がそうだ。
なんと、西洋でも、そう考えるんだと。
そのほうが、不思議。

ISBN:405403036X 単行本 テレビライフ編集部 学習研究社 2006/02 ¥1,300

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