一日江戸人

2006年3月19日 読書
昨年だったか、早世した江戸時代研究家、元漫画家ーの著者が描いた本。
者漫画家だけあって、説明がとっても判り易い。
理解が難しいだろうなぁと思われるものはちゃっちゃと図式で解説する。

ほんに、惜しい。
こんな人が若死にとは。

〜小僧、と名のつく怪盗を列挙したり、図示したり。
ネズミ小僧は髪が薄かったようで…ふぅ〜ん。

髪はわざわざ二日前に結ったように魅せるのが江戸っ子の粋なんだと。
結ったばかりだとわざとらしくてもみっともないらしい。
江戸の男もおしゃれは大変だったんだね。
もともと武都ってことで、女性の人口が圧倒的に少なかったから、人間以外の生物のオス同様、江戸の男たちもとっても大変だった様子だ。

あと、滅多やたらに歯磨きをしまくっていたとか、月代は青い方が色気があるとか…。

女の子のナンパの仕方も流れは決まっていたようで、なんだ今と対して変らないんだな、なんて思うと共に、まあ同じ人間のやっていることなんだし、とも思ったりするのである。

また、家康が拓いた地であるから、全人口の1.25%だけがほんまもんの"江戸っ子"で、あとは他所からきたものばかりだったとか。
へぇぇ〜である。

ISBN:4101149178 文庫 杉浦 日向子 新潮社 2005/03 ¥460

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