うちにも、実は鳴家がいるようです。
毎晩、「さあ寝よう」と枕灯を消しますと、とっくに消していた天井からぶら下がった電灯が、
ぱき、だの、
ぱちん、だの、鳴ります。
まあ湿気とか、温度(熱)の問題だろうとは思うけど…鳴家がいるとおもえばこれもまた楽し♪
人の心は複雑だ。
幼いころから姉妹のように育ったのに、なぜか僻む。
相手の、一番大変なときに、取り返しのつかない意地悪をしてしまう。
妖もまた同じ。
かわいそうに、と思われながら。
でも周囲に"厄"を振り向くために遠ざけられる。
受け止めきれない…何故なんだろう。
周囲が悪いのか。
それとも、本人(妖)がすべての原因なのか。
手を差し伸べた若だんなにすら、
そう喚いて泣きながら走り去る狐者異。
周囲が悪いのか。
それとも、本人(妖)がすべての原因なのか。
一体、なにが悪いのか……間が悪い、としか言い表しようがない。
それは人であっても同じこと。
これもまた、隣の芝生は緑で豊か、に見えるという、あの病ですね。
人にはその人の事情があるし、耐えられることも度合いもすべて違うのだけど。
全部、自分の尺度で見てしまうから。
だから僻むし、妬むし、意地悪をしてしまう。
だから!
たとえ妖であったとしても、
と、その他大勢の中から見つけてもらえれば、とってもあったかくなる。
心が。(妖に心があるのかな…?まあ在るとしとこうや)
ラストの「おまけのこ」で、お後もよろしいようで、幸せな気分で締めて頂きました。
毎晩、「さあ寝よう」と枕灯を消しますと、とっくに消していた天井からぶら下がった電灯が、
ぱき、だの、
ぱちん、だの、鳴ります。
まあ湿気とか、温度(熱)の問題だろうとは思うけど…鳴家がいるとおもえばこれもまた楽し♪
人の心は複雑だ。
幼いころから姉妹のように育ったのに、なぜか僻む。
相手の、一番大変なときに、取り返しのつかない意地悪をしてしまう。
妖もまた同じ。
かわいそうに、と思われながら。
でも周囲に"厄"を振り向くために遠ざけられる。
そんな身を哀れに思ったからでしょう、それを承知で狐者異を受け止めようとした者も、今までにいたことはいたのです。
ですが受け止めきれた者を、あたしはまだ知りません。
受け止めきれない…何故なんだろう。
周囲が悪いのか。
それとも、本人(妖)がすべての原因なのか。
手を差し伸べた若だんなにすら、
酷いよ、いっつも同じだ。なんでおいらばっかり、思うようにならないのさ
そう喚いて泣きながら走り去る狐者異。
周囲が悪いのか。
それとも、本人(妖)がすべての原因なのか。
一体、なにが悪いのか……間が悪い、としか言い表しようがない。
それは人であっても同じこと。
あの子だけは、皆にこんなに庇ってもらえて……
これもまた、隣の芝生は緑で豊か、に見えるという、あの病ですね。
人にはその人の事情があるし、耐えられることも度合いもすべて違うのだけど。
全部、自分の尺度で見てしまうから。
だから僻むし、妬むし、意地悪をしてしまう。
だから!
たとえ妖であったとしても、
うちの子だよ。間違いないよ。
と、その他大勢の中から見つけてもらえれば、とってもあったかくなる。
心が。(妖に心があるのかな…?まあ在るとしとこうや)
ラストの「おまけのこ」で、お後もよろしいようで、幸せな気分で締めて頂きました。
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