おまけのこ

2006年3月15日 読書
手鏡を前に、白粉を塗りたくった自分の顔に見ほれる小鬼。
一寸法師きどり、或いは鯉の背中で興じる小鬼。
幼い女の子に、パンツ(虎皮?)を引っ張られる小鬼……。

相変わらずだね。
表紙からして、面白い。
ほのぼの、なんて言葉だけでは片付けられない温かみがある。

畠中恵氏の妖怪シリーズ。
ところで、唐突だけど、今、"江戸"って流行っているのかな?
本屋の平積みで(つまり只今売り出し中!完売御礼!ってやつだよね)、やたら目につくんですが。

主人公の若だんなは、体は弱いがおつむの方はめっぽう回る。
機転が効く。
だから、所謂"安楽椅子探偵"のごとき活躍をみせなさる。
(なんか訛ったぞ)

でもって、おばあさまが○○だから、その筋の才能は溢れるほどあってもおかしくはない。
従って、付き従う○○も△△も、◆◆◆も……って、なんのこっちゃ分からんやん!
嗚呼、未読の人のために変な伏字を使うとこうなってしまうのだな。

でもネタをばらしたら面白さ激減だし、私のブログがわけがわからんのはいつものことだし…ま、いいか。

つまり、付き従う○○も△△も、◆◆◆も、半端な妖怪ではないってこと。
怒涛のごとく押し寄せる(わけではないけど)さまざまな事件を綺麗さっぱり解決してゆく。

…あれ?
これって単なる推理小説というわけではなかったはずなんだけどな…?
いや…推理もするけどさぁ。
推理小説って言うのとは違うよね。
多分。

ISBN:4104507040 単行本 畠中 恵 新潮社 2005/08/19 ¥1,365

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