写真家である筆者が、世界中の"不思議な"家を取材して回った記録である。

そこに至る経過や道、社会状況にもちらほらと触れているのが面白い。

ちなみに世界の家の半分以上が、泥をつかった家なんだそうだ。
ふ〜ん。
土(壁とか)と紙(障子とか)で出来ている日本の家って、別段驚かれて馬鹿にされるもんじゃなかったんじゃないのさ。

石で出来てる西洋の家なんて、冬場は暖炉のそば(地位の高いものから暖炉に近く場所をとる)出ないと、本当に凍えた、と言う話もあるぐらいだ。
そう思えば、日本の土の家の、なんと人に優しいこと…。

とりあえず、写真家なんで写真も期待できる。
世界中回っているので知識も豊富で文章も面白い。
楽しめそうな一冊である。

この本ともう一冊が、新しく開店した「ジュンク堂・京都BAL店」で購入した最初の本となった。
そう。あのファッションビルであるはずのBALに…本屋さん。
しかも、京都で一番大きいらしい。
いままでは近鉄百貨店内の本屋だったのかな?

まあね、河原町は、丸善も消えたし、ブック1stもビルの本体である映画館の閉館で移転を余儀なくされるみたいだし…本屋が減ってきていたところだから、これでちょうど、なのかも。

私としては、大型店舗よりも、本屋は小さいのがたくさんある方が、特徴があって面白いんだけどなー。

うんにゃ。贅沢は言うまい。

ISBN:404710034X 新書 小松 義夫 角川書店 2006/02 ¥970

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