エッセイは好きな作家だし、着物を"見る"のは好きなので、買ってみた本。

う〜。
まだ読み始めたところだけど、「失敗したかな〜?」
というのが正直な感想だ。

いやいや文章は不味くない。
内容がね…。

数百万の着物(がメイン)の買い物を、毎月毎月引き落とされる。
その主な原因は、母上様の買い物熱…なんだそうだけど。
呉服屋さんで、反物を見れば、相手が「本当これ全部ですか?」といわれるほど、カードの認証に「本当に本人ですか?」としつこくカード会社から確認されるほどの金額をお使いになるそうだ。
なにしろ、反物一本500万、とか言ってるし…。

はぁ〜なんか世界が違いすぎて。
着物を買おうと思わない私でも、こんなのを読んでいると、なんだか自分が惨めになるなぁ。
心の狭い、小心者だからさ(笑)

それと同時に、やっぱり小金持ちでは着物は駄目だ〜!手が出ない〜!と思ってしまった。

うん。
お手軽な値段のものもあるのは知ってます。
だけど、買って、着て、それにあう小物もそろえて…としていれば自然に目も超えてくるし、いいものが欲しくなるに決まっている。
それをガマンするのも辛いよね〜。

洋服なら、数百万は、まずしない。
百万出せば、大抵の欲求は満たされる。
そうおもっちゃうとね……。
やっぱり、お金持ちご用達かな、と。
……思ってしまいました(笑)

まぁ、私は着物を買う気がないから、まだマシなんでしょうが。
一言で言えば、「金持ちの着物道楽記」或いは「雲の上物語」?

真ん中以降から、庶民的になってきて、対談など、面白くなってきました。
目を養う…って口で言うほど簡単じゃないですけどね〜。
洋服も同じこと…成る程。

ISBN:4041717175 文庫 群 ようこ 角川書店 2006/02 ¥620

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