−ただ見る

    長江の
 
         天際にながるるを−

新聞で気がついて、注文しました。

中国を西から東へと延々と、そして滔滔と流れる大いなる川。
長江。
その長江に魅せられた日本人がここにもひとり……(笑)
せっせと働いてはお金をため、長江へいって浸る…。
なんて羨まし…いやいや、なんと勇気のある人だろうか。

何故だろう。
写真を撮りに行っている人が出した本なのに、実際にその写真の多さに吃驚した。
もっとエッセイ風かと思ってました。

写真というのは個性が出る。
つまり好き嫌いが出る。
この人の写真が私の感性にあいますように。(ぱらぱら見た分には大丈夫そう♪)
どきどきしながら今夜、お布団に入ってぬくぬくしながら本を開き、至福の時を迎えるつもりです。

いや〜。
私も長江は好き、というか、中国旅行ではいやというほど長江は見たし、船にも乗りました。
相棒(?)の黄河には、西安の旅の途中で支流に接しただけなのだが。

あの雄大さに吃驚する、ごく一般的な日本人の一人である私は、あの風景にほれ込んだ一人でもあるのだから、そりゃあもう、こんな本が出れば黙っていられるはずはないんです。

三峡の、切り立った山脈の隙間を縫う、泥の色をした川。
そこへぽいぽいと、西瓜の種を投げ捨てる中国人…。
武漢三鎮付近の、霧に対岸がかすむ広大さ。

どれも好きです。

…っていうかー。
私、自他共に認める"地図オタク"ですから(笑)
はい。
鉄道路、とか、川とか、いいですよねー。
地図上にしっかりと自分を主張する存在って。

それはさておき、『天際に流れる』って…すっごくロマンチックだと思いませんか?

ISBN:4838103603 単行本 竹田 武史 光村推古書院 2005/12 ¥2,940

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