彩雲国物語 光降る碧の大地
2006年2月18日 読書
影月篇、最終章。
ということで、嫌でも怒涛のラスト(影月篇の、だけど)に向かってひた走るストーリー!
人も馬も(笑)走る走る。
その有様は、なかなか感動的でもあった……。
なにしろ、美形というだけで話を進める人たちがほとんど登場せず、活躍せず、意味を成さなかったから(笑)
だから、本当に、純粋に、話として、面白かったね、うん。
この小説、どんどんと内容が濃くなってきてはいるのだけど、最初のお気軽さというか、ノリの良さやとっつきやすさが薄れてしまって居るのが非常に残念。
似たようなファンタジー小説が氾濫している昨今、独創的な方向性を持たせないと個性がない、飽きられる、と判断してのことなのかな、とは思うのだけど。
もともとあった個性や魅力をなくしてしまわないようにと祈るばかりである。
方向性として、随分と政治色を強くしてきているので…今のところは登場人物の個性で付いてきている読者は多いと思うけど…今後、どうだろうなぁと余計な心配をしてしまうのだね。
理屈が勝って、魅力が軽減しませんように…。
文章に面白味がなくなりませんように…。
それと。
今回はまあそれでいいかな?と思ったラストなんだけど、唯一不満に思うのはブラウン関係の人々の…なんというか、命に対するいい加減さ、が気に掛かる。
つまり、死んでいるのに死んでない。
不死の一族なんか?
ちょっとそれはずるい、というか、死んで終わり、でないのなら、切迫感が伝わらなくなっちゃうよな、逆に。
その分思い入れも出来ないし。
リアルでシビアな世界を描きながら、そーゆーのが幅を効かすと、ちょっと興ざめなんである。
その辺、作者がどういう展開を考えているのか、こっちが"あっ!"と驚き"なるほど、そうだったのかー"と感心し納得し"恐れ入りました"と感じ入るような結末につなげて行ってくれることを期待する。
ISBN:4044499098 文庫 雪乃 紗衣 角川書店 2006/01/31 ¥500
ということで、嫌でも怒涛のラスト(影月篇の、だけど)に向かってひた走るストーリー!
人も馬も(笑)走る走る。
その有様は、なかなか感動的でもあった……。
なにしろ、美形というだけで話を進める人たちがほとんど登場せず、活躍せず、意味を成さなかったから(笑)
だから、本当に、純粋に、話として、面白かったね、うん。
この小説、どんどんと内容が濃くなってきてはいるのだけど、最初のお気軽さというか、ノリの良さやとっつきやすさが薄れてしまって居るのが非常に残念。
似たようなファンタジー小説が氾濫している昨今、独創的な方向性を持たせないと個性がない、飽きられる、と判断してのことなのかな、とは思うのだけど。
もともとあった個性や魅力をなくしてしまわないようにと祈るばかりである。
方向性として、随分と政治色を強くしてきているので…今のところは登場人物の個性で付いてきている読者は多いと思うけど…今後、どうだろうなぁと余計な心配をしてしまうのだね。
理屈が勝って、魅力が軽減しませんように…。
文章に面白味がなくなりませんように…。
それと。
今回はまあそれでいいかな?と思ったラストなんだけど、唯一不満に思うのはブラウン関係の人々の…なんというか、命に対するいい加減さ、が気に掛かる。
つまり、死んでいるのに死んでない。
不死の一族なんか?
ちょっとそれはずるい、というか、死んで終わり、でないのなら、切迫感が伝わらなくなっちゃうよな、逆に。
その分思い入れも出来ないし。
リアルでシビアな世界を描きながら、そーゆーのが幅を効かすと、ちょっと興ざめなんである。
その辺、作者がどういう展開を考えているのか、こっちが"あっ!"と驚き"なるほど、そうだったのかー"と感心し納得し"恐れ入りました"と感じ入るような結末につなげて行ってくれることを期待する。
ISBN:4044499098 文庫 雪乃 紗衣 角川書店 2006/01/31 ¥500
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