ナポレオンを見限った男たち
2006年2月13日 読書勝者の決断とはなんぞや。
ナポレオンの元帥たちも、皆、それぞれ別々の道を選んでいて、それぞれ別の最後を迎えているのだけど、最後まで彼を盲目的に信じて最期まで彼に付き従っていった者は意外に少ない。
選んだのも、見捨てたのも、みな部下のほう。
つまり。
決断したのは部下たちだ。
この本に登場する一人一人の人生を追っていくと、偉大なる英雄(?)に付いたが上の苦労…ではすまない悲哀と言うかとんでもない人生を覚悟する羽目になったものだと同情を禁じえないところもある。
仏蘭西と言う国を取るか。
ナポレオンという英雄をとるか。
とんでもない上司がいて会社内クーデターを起こそうとでもいうとき、会社をとるかその上司についてゆくか、選択を迫られたらどうするか?
そんなとんでもない難題を突きつけられている気がする。
ビジネスマン向けに転用しなさいといいたいことは、上司が部下を、ではなく、部下が上司をどう見限るか、ということらしいね、この本においては。
ほとんどの元帥たちがナポレオンを見限ったのが、「自分の事だけを考えている」と気がついたとき。
つまり、大義ではなく小義で生きている人だと、その器の小ささを認めたときだ。
人間、尊敬する相手はどこまでも大きくあって欲しいから、自分を大事にするという人間臭さに気がついてしまうと途端に嫌悪感を抱くようである。
尊敬していた分の反動も大きいだろう。
ナポレオンを"よいしょ"しているようでいてこの本、実はこきおろしてるのか?と気がつき始めた今日この頃であった。
なんだか…最初の印象より、けっこうたいしたシビアな本である。
ナポレオンの元帥たちも、皆、それぞれ別々の道を選んでいて、それぞれ別の最後を迎えているのだけど、最後まで彼を盲目的に信じて最期まで彼に付き従っていった者は意外に少ない。
選んだのも、見捨てたのも、みな部下のほう。
つまり。
決断したのは部下たちだ。
この本に登場する一人一人の人生を追っていくと、偉大なる英雄(?)に付いたが上の苦労…ではすまない悲哀と言うかとんでもない人生を覚悟する羽目になったものだと同情を禁じえないところもある。
仏蘭西と言う国を取るか。
ナポレオンという英雄をとるか。
とんでもない上司がいて会社内クーデターを起こそうとでもいうとき、会社をとるかその上司についてゆくか、選択を迫られたらどうするか?
そんなとんでもない難題を突きつけられている気がする。
ビジネスマン向けに転用しなさいといいたいことは、上司が部下を、ではなく、部下が上司をどう見限るか、ということらしいね、この本においては。
ほとんどの元帥たちがナポレオンを見限ったのが、「自分の事だけを考えている」と気がついたとき。
つまり、大義ではなく小義で生きている人だと、その器の小ささを認めたときだ。
人間、尊敬する相手はどこまでも大きくあって欲しいから、自分を大事にするという人間臭さに気がついてしまうと途端に嫌悪感を抱くようである。
尊敬していた分の反動も大きいだろう。
ナポレオンを"よいしょ"しているようでいてこの本、実はこきおろしてるのか?と気がつき始めた今日この頃であった。
なんだか…最初の印象より、けっこうたいしたシビアな本である。
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