わっはっはっは…!
笑うしかない!

…というぐらいだ。
荒唐無稽・抱腹絶倒。
しっかりツボに嵌まっちゃったよ、これ。

大笑いできるけど、作者はSF知識ほとんどないですなんて言っているけれど、そこはそれ、小説家の言うことだ。
やることはちゃんとやっている。(ブレーン付き?)

でも、読者に言わせれば、細かい宇宙航行理論とかはどーでもいいのだ。
楽しく読めればそれでいい。

お互いの利害が一致したことで結婚した巨大(笑)カップル。
いろいろと〜いろいろと〜大変なことがあリますが、新婚早々軍の機甲部隊だかなんだかに襲撃されて無事…という"ごっつい"人たちなので、この先何があっても"読者も"安心して読めるというものだ。

それにしても、男っぷりのいい奥さんだな〜。
うらやまし〜。

旦那の権威もくそもないけどさ。

さて。
第二巻目である。
跡取りである女総裁を認めようとしない(常に失脚させようとしている、それが高じて殺そうとする)重役連中をいかにして潰すか…じゃなく、言うことを聞かせるか、そこんとこ、平和的手段(?)でやらねばならぬのがなんとももどかしいクーア夫人(笑)であった。

そんな中、船が行方不明になる。
俄然、自分が出張る彼女。
またしても無茶を…と半ば諦めかけていた部下たちも、今回ばかりは必死に止める理由が出来た。
執事であるイザドーの一言で。

「お腹のお子様のためにも」

うっわ〜。
2巻でこう来るのか!
なんと言う話の展開。

さすが「恋愛ものを書く」といった作者は自分の言葉を忘れていなかったのだなぁ、今時は言ったことの責任も取らない奴が多いんだけどなどと感心した次第である。

赤毛の魔女と海賊の史上最強上のカップルが主役の"スペース・恋愛・オペラ"……

凄すぎる(笑)

ISBN:412500627X 単行本(ソフトカバー) 茅田 砂胡 中央公論新社 1999/11 ¥945

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