有難いことにまたしても友人からの一冊。
いや〜よく薦めていただいたものだ、って言うぐらい、出だしはOK!
面白い!

宇宙をまたにかける海賊"キング・オブ・パイレーツ"の異名をとる男・ケリーが求婚(笑)された。
しかも相手は宇宙一の大財閥…の新しい総帥、ジャスミン・クーアその人だ。

「これは依頼だ」
と彼女は言う。

大海賊と、巨大企業のトップに座る女総帥という、またともに190センチを越えるその名の通りの"巨大"カップルの誕生である。

現在、
彼らの周囲に蠢き始める陰謀のにおい…だけはなんとなく、匂ってくるような感じはするが、その正体は漠然としてまだはっきりしない、うんなんとなくわくわくして期待が持てそう
…の第一巻190ページ(現在)である。(笑)

背丈がでかい、で思い出した。
宇梶さんという俳優さんを間近で見たのは去年のことだった。
曲がり角の出会い頭で、目の前に現れた彼。
おりしも夜。
ぬうっとでかい影が…その巨大さに吃驚して思わず立ち止まり見上げたら、彼だった。
有名人に会った(見た?)、というよりも、その"でかさ"
に吃驚の私であった。
いやはや。

ああ、それと。
感応頭脳というコンピュータで宇宙船の制御をしているらしいのだが、この大海賊氏が乗り回している船のその頭脳が尋常ではない。
思考する機械。
とても機械とは思えない動きをする。感情を見せる。
その合成容姿は、誰もが惚れる金髪美人のダイアンか或いは(女性管制官用の)アポロンと名乗る金髪のハンサムか…。

やたらと出来のいい(しかして性格が悪い)宇宙船用の人工頭脳は、「敵は海賊」でも上手く描かれていた。
ネコ型宇宙人であるアプロと本気でケンカをする機械として。
あれもちょっと変ったムードの、いい作品だったなぁと思い出した。
あれも相棒が一番の被害者だったけど…?

ISBN:4125006008 単行本(ソフトカバー) 茅田 砂胡 中央公論新社 1999/07 ¥945

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