日章旗は阿片のしるし
「阿片王」
を読んでいると、かなりショックなことがつらつらと…綴られている。
だから、ひっかかりつつ読むことになる。
これもまた、ドキュメントの宿命か。

満州国を維持するため、また、戦争を続けるために必要だったのはやはり資金で、そのために利用されたのが阿片だった。
まあこの辺りまでは、さもありなん、そういうこともあるだろうと思うのだけど。

日章旗がそのまま「阿片の印」だった。
国旗を侮辱するようなトラブルが起こると、よく調べてみると、国旗(=日本)を侮辱したのではなく、阿片がらみのトラブルだっただけ…なんてね。
(笑えん)

なんだかなー。
いかに"日中の阿片に対する倫理観の違い"と説明されようとも、中国人民を犠牲にして成り立っていた商売だから。しかもその商売が戦争に直結していたわけだから。
すっきりと読めるはずもない。

しかし。
戦後の政財界の大物の名前が列挙されるなー。
すごいなー。
と単純に驚く。

東京裁判はなんだったのか、とは以前から疑問をもつこともあるけれど、ほんまに…なんというか…。
違う側面からも見せられて、改めてそう思う。

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