春秋の色

2006年1月7日 読書
ISBN:4062634295 文庫 宮城谷 昌光 講談社 1997/01 ¥520

出かけるときは忘れずに。
宮城谷氏の文庫本は楽しい。

ただしどこでも読みふけってしまい、降りるべき駅を通過してしまったり(事実)、やるべき事を忘れてしまったりするので注意が必要…。

自分が作家と言う職業につくまでの苦悩。
内的苦悩だ。

まず読む。
そじて自分の文体を確立し、そして書く。
書くのに何年・何十年という日々を費やしている人だ。
つまり、とことん納得するまで書かない、ということ。

漢字を、自分が会得するまで徹底して学ぶ。
その姿勢はすさまじい。

だけど、大学では英米文学をやっていた人が、こうして中国の古代と言う珍しい時代を、あれほど美しい文体で美しい日本語で書くのだ。
もっと若いころから中国や漢字が好きだったなら、どうしてもっとましな日本語が使えないのか、美しいに日本語がかけないのか。

う〜む。
努力也。

父の本を、田舎の書庫(放り込んであるのだ…(笑))から取り寄せるべきか…?
ほとんどが純文学+詩集だからなー、私むきじゃないんだけど(笑)
買うよりいいか。
送料の方が安いだろう。
多分。

なんてつらつら考える私である。

あーやっぱり、諸橋大漢和ほしぃーよー。

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