ISBN:4062085720 単行本 嵐山 光三郎 講談社 1997/11 ¥1,575

エッセイである。
一言で言えば、不良中年オススメである。
不良…といっても、社会のルールを、人様の迷惑になる犯罪を犯す、という不良の意味ではない。
社会の枠に縛られず、女房子供に縛られず、自分の思うとおりに生きてみよう、と"ええ年"をして決意すると、すなわち、不良ってことになるらしい。
おお、そうなんや〜。

この、自称不良中年である作者は、若いときからかなり変ったことをしてきた人らしい。
私は初お目見えであるけれど。

…で、まだ最初の方(4分の一ぐらい?)しか読んでないけど、この人の不良中年のススメは、私の生き方とは相容れないと言うことが分かる。
ほんまによ〜く分かる。

なんでって、読んでて笑えないもん。
面白い、と思わないからだろうな。
共感しないからだろうさ。

私が女だから、って理由からかもしれないが。
よくわからない、てのが本音。

何が嫌い、ということはなく、なんとなく合わない人っているでしょう?
この人が多分、そうなんだろうな、と思いつつ、世の中にはこんな人がいるんだ、と思って読む。
冷静に観察し判断しているように書かれていても、(女性との関係については特に)やっぱ、オジサンの考え方(よく居る独りよがりのオジサンよりはマシだがまだ自分寄り)だな、と思って読む。

それだけ。

とはいえ。
人生は自分のものだから。
そこに絡んでくる義理人情をすぱっと整理できるなら、だけど。
決して不可能なことじゃないだろうし。

自分の人生は自分ひとりのもの。
貴方の人生も貴方ひとりのもの。

ってわけで、
彼の生き方を、誰が干渉し批判するものではないから、別にかまわないのだ。
迷惑が掛からない限りは、という限定つきで。

コメント

ボースン
ボースン
2006年1月3日22:52

こんにちわ。
コメント機能で行ってみます(笑)

嵐山光三郎って、なんかエラソーじゃないですか?
昔、大阪の誇る個性派芸人(と言っていいのか(^^;))・Mr.オクレに対してひどいこと(情けないとかなんとかそういうのの酷いレベルなこと)言ってたのを見てから、私この人には偏見もってます(笑)
関東人くささが強いからかもしれませんが。関東コトバで言われるとキツく感じるときってありますから…

翠雲
翠雲
2006年1月3日23:40

こんばんわ!
初コメント、うれしゅうございます〜♪

この方って、そうなんですね。Mr.オクレにそんなことを…。

私は、感想にも書いたように、この人の文章には「自分よがリ」的な発言を感じてました。
『夢をもって、余裕の在るライフスタイルを』というのとはちょっと違う気がするんですよ。
亡父が好きだった石川達三の悪口を書いているのが、確かに、(かなり)ひっかりましたしね〜(笑)

自分が好きに生きて「是」なら、他人にもそれを認めなさいよ、っていうか。
この人を知るためにもう少し読んでみようかと(ボースンさまのコメントを読んで)思いました。(その結果、嫌いになったりして……←可能性大(笑))

コメント、ありがとうございま〜す♪

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