骨の島

2006年1月2日 読書
ISBN:4151751041 文庫 青木 久惠 早川書房 2005/10 ¥840

骨の探偵・ギデオン氏の活躍を描く、アーロン・エルキンズ。

彼の小説は観光旅行気分で読めるのと、なかなか変った視点で犯罪をうかがうことが出来るのがとっても楽しい。
今回も友人からのレンタル本。

2005年末から2006年初めにかけて、一気に読みきったものである。

所はイタリア。
美しく、御伽噺のようにしつらえられたマッジョーレ湖畔ストレーザの町。

その湖の中に、お城を構えたひとつの島がある。
デ・グラティア家が代々に亘って生き、支配する島である。

かのナポレオンがイタリア攻撃のさなか、2泊したとかしないとか言ういわれの在るそのお屋敷とそこにすむ一族を中心に犯罪が展開するのだ。

たまたま"格安ツアー"(自分で歩く・自転車を漕ぐ・舟を漕ぐ・食事を作る・テントを張るツアー)に協力して(?)この地を訪れていた主役・骨の探偵・ギデオン氏が、巻き込まれるべくして巻き込まれた誘拐事件・遺体発掘事件・殺人未遂事件・跡継ぎは誰?事件の顛末やいかに?

は〜成る程。
犯人役も意外や意外な人物で、最後まで楽しめた、グッドな小説。
うん、今年も幸先よし。

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