先日文月今日子氏の漫画本を読んだがために、やっぱり読みたくなった!
ということで、ネット全盛の今、検索で探し当てた。
もとが500円弱で、今、古本屋で500円です。
送料足すと、800円。
しかぁし!
それも仕方がない。
再販(重版!)ですら24年前、初版はなんと30年以上も前の本だから。
800円で入手できれば安いものだ。
舞台はカナダ。
ケベックのど田舎。
土地を開墾し、村を、町を作る家族の物語。
主人公はうら若き乙女・マリア。
一家の長である彼女の父は、土地がきりひらかれ、人が集まり始めると森の奥地へと心誘われる。
苦労をして、やっと収穫が望めるようになった土地を売り払い、奥地へ奥地へと…。
町に憧れを抱きながらそんな夫について森の奥地へと移り住む母。
その母を見て育ったマリア。
彼女に求婚したフランソワはその土地すら持たない、"森で生きる"人間だった。
厳しい自然が人間に与えるものは少ない。
だが、その与えられるちっぽけなものの中には、心を捉えて話さないほど"大きな"ものがある、ということだ。
森で生きる人々は、辛さの中にも幸せを見つけているのだ。
ええ話やねぇ。
ただ難を言えば、字がかすれ気味(昔の印刷だから?それとも紙が変色して?)で少々読みづらいことだけ。
一度は諦めた絶版本も、ネットで検索すれば発見率、しいては入手率もぐんと上がる。
これは本当に嬉しい。
すごい時代です…。
ISBN:4102500413 文庫 山内 義雄 新潮社 1954/03 ¥448
ということで、ネット全盛の今、検索で探し当てた。
もとが500円弱で、今、古本屋で500円です。
送料足すと、800円。
しかぁし!
それも仕方がない。
再販(重版!)ですら24年前、初版はなんと30年以上も前の本だから。
800円で入手できれば安いものだ。
舞台はカナダ。
ケベックのど田舎。
土地を開墾し、村を、町を作る家族の物語。
主人公はうら若き乙女・マリア。
一家の長である彼女の父は、土地がきりひらかれ、人が集まり始めると森の奥地へと心誘われる。
苦労をして、やっと収穫が望めるようになった土地を売り払い、奥地へ奥地へと…。
町に憧れを抱きながらそんな夫について森の奥地へと移り住む母。
その母を見て育ったマリア。
彼女に求婚したフランソワはその土地すら持たない、"森で生きる"人間だった。
厳しい自然が人間に与えるものは少ない。
だが、その与えられるちっぽけなものの中には、心を捉えて話さないほど"大きな"ものがある、ということだ。
森で生きる人々は、辛さの中にも幸せを見つけているのだ。
ええ話やねぇ。
ただ難を言えば、字がかすれ気味(昔の印刷だから?それとも紙が変色して?)で少々読みづらいことだけ。
一度は諦めた絶版本も、ネットで検索すれば発見率、しいては入手率もぐんと上がる。
これは本当に嬉しい。
すごい時代です…。
ISBN:4102500413 文庫 山内 義雄 新潮社 1954/03 ¥448
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