作家の想い・作家の姿勢
「春秋の名君」は、半分以上が実はエッセイであった…。

その小説を書いたときの状況とか、心構えとか。
どれだけ苦しんだか、が赤裸々に正直に描かれているので、成る程、作家と言うのは心労の大きな仕事だなと今更に想った。

外から見る人たちは、どうしても、華やかな場面ばかりを見てしまうから。
その下にある、苦労とか辛さとか、分からない、わかろうとしない。
いや。
分かりたくなんかない、とか(笑)

司馬遼太郎氏とのいきさつを書いたところや、中国の歴史を小説の舞台に選んだ時、何を読むべきだと想ったか、とか、そのあたりは宮城谷昌光という作家の土台を覗き込むようで、興味深い一文であった。

過去に読んでいるはずなんだけどな…この本も。
いい加減な私です。

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