荒野の天使ども (1)
2005年12月14日 読書
久しぶりに読んでみる。
もともと西部劇は大好きなので、喜んで読んでいた作品だ。
昔々の少女の頃、西部劇というものは、とんでもなくむか〜し、のイメージがあったのだ。
が、よく考えてみると、南北戦争で活躍した騎兵隊(北軍)は一杯出てくるんだし、南北戦争で負けた南軍の兵士くずれが悪いことをやっていたり。
ダイナマイトで列車をぶっ放したりと。
…よく考えなくとも中世や近世の話じゃないって事は分かるはずだった。
さて、主人公の少女、ミリアム・トッドは8歳。
しか〜し。
その類稀なる機略と勇気で大切な血の繋がらない"ママ"ことグレースと牧場を悪の手から守ろうと奮闘するのでありました。
そこへふらりと流れてきた少年(17歳)三人組。
運命の赴くままにグレースの牧場の牧童となり、悪の組織と対決するのであります。
変な趣味の牧師とか、今では珍しくないけど、時代的には先端を行く発想の楽しい漫画であった。
今読み返しても十分面白いし。
そういや、少女漫画で西部劇、というのも、当時は凄く珍しかったよなぁ…。
偉くヒットして、グッズもいろいろ出ていたし。
さして籤運がよくなかった私は、このときの雑誌の懸賞ではじめてまともなもの(キャラクターのイラスト入りベストだった)を当てたのだった。
去年は「彼方から」を大ヒットさせた著者。
これは超能力を持つ青年と、普通の世界からトリップしてしまった普通の少女の運命的な出会いと冒険をロールプレイングゲーム的に描いた秀作だった。
そして、今は、「お伽もよう綾にしき」という、日本の時代劇を書いている。
室町?ごろかな?
やはり怪しい異形のものが跋扈する、陰陽師や式神がうろうろ出てくる面白い作品である。
"面白さ"
"楽しさ"
を前面に、押し出してくる作品が多い。
…&数十年たっても、絵柄が変らないのも脅威の作家だ。
ISBN:4592115414 新書 ひかわ きょうこ 白泉社 1983/12 ¥400
もともと西部劇は大好きなので、喜んで読んでいた作品だ。
昔々の少女の頃、西部劇というものは、とんでもなくむか〜し、のイメージがあったのだ。
が、よく考えてみると、南北戦争で活躍した騎兵隊(北軍)は一杯出てくるんだし、南北戦争で負けた南軍の兵士くずれが悪いことをやっていたり。
ダイナマイトで列車をぶっ放したりと。
…よく考えなくとも中世や近世の話じゃないって事は分かるはずだった。
さて、主人公の少女、ミリアム・トッドは8歳。
しか〜し。
その類稀なる機略と勇気で大切な血の繋がらない"ママ"ことグレースと牧場を悪の手から守ろうと奮闘するのでありました。
そこへふらりと流れてきた少年(17歳)三人組。
運命の赴くままにグレースの牧場の牧童となり、悪の組織と対決するのであります。
変な趣味の牧師とか、今では珍しくないけど、時代的には先端を行く発想の楽しい漫画であった。
今読み返しても十分面白いし。
そういや、少女漫画で西部劇、というのも、当時は凄く珍しかったよなぁ…。
偉くヒットして、グッズもいろいろ出ていたし。
さして籤運がよくなかった私は、このときの雑誌の懸賞ではじめてまともなもの(キャラクターのイラスト入りベストだった)を当てたのだった。
去年は「彼方から」を大ヒットさせた著者。
これは超能力を持つ青年と、普通の世界からトリップしてしまった普通の少女の運命的な出会いと冒険をロールプレイングゲーム的に描いた秀作だった。
そして、今は、「お伽もよう綾にしき」という、日本の時代劇を書いている。
室町?ごろかな?
やはり怪しい異形のものが跋扈する、陰陽師や式神がうろうろ出てくる面白い作品である。
"面白さ"
"楽しさ"
を前面に、押し出してくる作品が多い。
…&数十年たっても、絵柄が変らないのも脅威の作家だ。
ISBN:4592115414 新書 ひかわ きょうこ 白泉社 1983/12 ¥400
コメント