繊細な絵を描く人だなぁとまず思ったのだった。
この人の漫画は初めて読む。(これも借りた)

珍しくも舞台は大正時代の日本。
16歳の主人公は、現代(平成)からタイムスリップしてしまい…と社会と生活環境のあまりの違いにじたばたしながら話は進むのだった。

舞台はどちらも東京なのだが。
高層ビルがない。
夜が真っ暗。
子供はおおむね着物を着用。

でもね。
大正っていったら、モボにモガ。(モダンボーイにモダンガール)
カフェの女給にダンスホール…。
なんだかいい感じではない?
私は結構惹かれるけどね。

生真面目で無骨で必死な明治と、大国の仲間入りをしたくてなりふりかまわず不幸な戦争に突っ走ってしまった昭和の間は、実にノーテンキで明るくて、退廃的だけど魅力的な時代だったんではないかと…私は勝手に思うわけです。
そういう意味では、いいところを押さえているよな。

地震がきっかけでタイムスリップ…大正期へ。
大正って言えば関東大震災だわな〜。
地震つながりだろうか?

ちょっと展開が楽しみな漫画だね。

ISBN:4592181964 コミック 高尾 滋 白泉社 2005/11/18 ¥410

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