新刊が出ました!

あ〜前の話…わすれてるぅ〜〜。

主人公がひどい目に遭ったことだけは確かだが…。

さて、そのキッド君。
今度はザ・ロック(ジブラルタル)でひと時の甘い時間を過ごしながら、再会した朋友・ニコラスの勧めもあって地中海の奥深く、ヴェネチアへと向かう。

ニコラスが心配したのは、キッドがとある有力者の夫人の魅力に参って足元が見えていないってこと。
しばらく現場を離れれば頭も冷えると踏んでのこと。
なるほど。
名案。

ところかわって、そこはベネチィア。
カルナバルのキョウランに酔いしれる街。
ナポレオンのフランス軍はすぐそこに……。

で、そこでは今度はニコラスが…理性と理知の塊のニコラス・レンジが…
それもベネティアという街の見せる夢だろうか。

とまあ、艱難辛苦(?)が待ち構える前半戦。
セント・ヴィンセント沖海戦を勝利に終わらせた英国海軍の意気は嫌が応にも盛り上がっているはず、なんだけど…?

単純と言うか。
純真と言うか。
およそ人を疑わないトマス・キッド航海士。
彼の一歩づつを、その歩みをゆっくりと見守りたい…と思ってるんだけど、ホンマに大丈夫か?この御仁は。

ISBN:4150410976 文庫 大森 洋子 早川書房 2005/10 ¥1,029

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