猫語の教科書

2005年10月30日 読書
猫が小説を書きました。
さて、その目的は……
交通事故で母を亡くし、生後6週間にして広い世の中に放り出される。1週間ほどの野外生活を経て、人間の家の乗っ取りを決意。いかにして居心地のいい家に入り込むか、飼い主を思いのままにしつけるか、その豊かな経験を生かして本書を執筆。四匹の子猫たちを理想的な家庭へと巣立たせた後は、いっそう快適な生活を送り続けている。

と言う、著者近影(白黒)は面構えのよい、一匹の猫である。

つまりは。
猫が見た人間生活。
猫が見た人間のいいところ悪いところ。
人間の操縦の仕方。

などなど。
猫好きがにゃあぁ〜♪と喜びそうな小説になっているらしい。
誰かのレビューで読んで、「これは♪」と思って入手したのだが、私はどちらかといえば犬党。
ただ、動物は大好きなので、猫も好き。

夏はぼろぞうきんのような毛並みの猫が、冬はミンクのコートを纏った女王様みたいになるのを確認したとき以来、彼らには一目置くことにしている。

ISBN:4480034404 文庫 スザンヌ サース 筑摩書房 1998/12 ¥609

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索