パートナー

2005年10月30日 読書
密偵ファルコのパートナーは誰になるのか?

11巻までの3巻で、3人の人間をパートナーとして事件を解決してきたファルコである。
彼が選んだのは誰なのか。

わがままで頑固で女には振られるアウルス・カミルス・アエリアヌスの得点がここに来てぐぐぐい〜んと上昇したのは確かである。
後はもう少し…世慣れてくれば。

しかし。
密偵ファルコシリーズと言うのは、我らファンが思うほど評価されていないらしい、日本では。
もったいない!
そんなに読まれてないなんて、もったいない!
こんなに面白いのに!

嘗てカドフェルに嵌まりに嵌まった私である。
その私が言う。

このファルコ・シリーズ!
最高に面白いぞよ!

でもってなんでも理知的に解釈しようとする読者諸君。
地形図や地図がよく分からん、説明不足で面白味にかけるという読者諸君。
それは、日本人には特にありがちなこと。
かく言う私も、かつては、読み始めた最初は、必死で位置関係を追いかけたもんでした。
でも!
そんなところを、重箱の隅をつついていても始まらない。面白くもなんとも無い。
第一、ファルコの魅力はそんなとこにはないのだ。

大ローマ帝国の大版図。
それと同じように、彼の活躍する舞台もこせこせしたローマ市内に限られない。
それを追いかけてゆくだけで、充分楽しめる。

市内をおっかけっこするファルコが、どこをどうやって逃げたか分からない?
あの道を通ってこの道を抜けて…
だいたいあっちの方角…では駄目なんかな?

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