聖なる灯を守れ

2005年10月29日 読書
やっとここまでたどり着いた…。

しかし、早いなァ〜もう11巻ですか。
ヘレナとも上手くいっているし、ユリアは可愛いし、カミルス家(ヘレナの実家)は 諦めがついた 誤解を解いてファルコを婿として認めたようだし。
皇帝ウエスパシアヌスは相変わらず吝嗇家だけど一応チャンス(機会)ととっかかりの地位はくれたし。

前回、ついこの間は、
     ヘレナの下の弟の問題。
          (結婚と財産と)
今回、只今現在は、
     ヘレナの上の弟の問題。
          (財産と仕事と)

順繰りに片付けて行くしかない。
片付けてゆけば、それがすべて自分の問題解決の糸口になってゆく。
そういう運命のようだ、ファルコは。

実は策略家だった舅とひそひそ密談をする場面が結構好きなので、今回から何かといえばユリアがそこに乱入してくるのがまた楽しみになってきた。
(ジジ馬鹿は傍で見ていると非常に滑稽で笑える)

シリーズは11巻で、いい加減この作者の表現方法にもなれて飽きてきてもよさそうなものだが、人の意表を突く物語と真相と、なによりファルコの魅力が、巻を追うごとに強くなってゆくのだから、まだまだ飽きている暇はない。

ISBN:4334761607 文庫 L・ディヴィス 光文社 2005/10/12 ¥700

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