お伽もよう綾にしき 1 (1)
2005年10月10日 読書
待望の新作!
……というか。
雑誌の連載ではなく、雑誌におまけについていたポケットブックス的なものをまとめたもの。
でも、3冊で単行本1冊が出来てしまうのね……とびっくり。
ポケットブックスを読んでいるだけでは、そんなページ数には思えなかったけど。
結構面白いし、この人の絵は昔から変わらず綺麗で安定感もあるので、うんと続けて欲しいです。
(前作の「彼方から」もスケールの大きなファンタジー・ロールプレイング・ゲームのようだったし。)
さて、物語の舞台は、室町中期。
戦国時代突入まで秒読み態勢のためか、各地でお家騒動だの妖怪がらみの陰謀だの妖しい陰陽師だのが活躍(?)し始めている頃だ。
田舎の尼寺に預けられている主人公・"鈴音(すず)"はみなしごの少女だが、幼い頃に出会った、通称"ととさま"(やはり幼い頃に死別、しているらしい)を生きるよすがとして毎日を暮らしている。
彼女はふつーの女の子、のはずなのだが、実は……陰陽術の素養がたっぷりある。
おまけに、それらをちゃんと制御するほどの力はまだない。
だから困ったものなのだが。
彼女と、悪役術者との戦いの末に死んだ(らしい?)"ととさま"が遺した"鳴らない笛"(穴がないからなるわけない)に宿る、不思議な妖かしが、隣国のお家騒動に巻き込まれて展開する昔物語風アクション・ストーリー(だってやたらでかくて醜い鬼がでてきて戦うんだもんな)である。
この笛に宿る、やたら滅多ら強力な妖かし。
竹に因縁のある"狐さん"らしく、霊験あらたかなる某寺の某僧侶に曰く、
「飯綱(いづな)狐」
ではないかと。
お公家言葉を使う超妖かしが記憶をなくしたがために、ドサクサ紛れに、すずに仮りの名を与えられて無理やり使役されてしまう羽目になるのだが、姿と言葉がすっかり公家風なので、与えられた名前がなんと、
「おじゃるさま」であるという……本人(?)曰く、
だそうだ。
作者の後書きによると、このおじゃる様のモデルは、「柳生一族の陰謀」にでていた、公家(風)の剣豪だと言うことだが…有名なドラマだけど見てなかったんだよなー、私。
千葉真一とか志保美悦子とか…活躍していたんだよね、確か。
ISBN:4592183215 コミック ひかわ きょうこ 白泉社 2005/10/05 ¥410
……というか。
雑誌の連載ではなく、雑誌におまけについていたポケットブックス的なものをまとめたもの。
でも、3冊で単行本1冊が出来てしまうのね……とびっくり。
ポケットブックスを読んでいるだけでは、そんなページ数には思えなかったけど。
結構面白いし、この人の絵は昔から変わらず綺麗で安定感もあるので、うんと続けて欲しいです。
(前作の「彼方から」もスケールの大きなファンタジー・ロールプレイング・ゲームのようだったし。)
さて、物語の舞台は、室町中期。
戦国時代突入まで秒読み態勢のためか、各地でお家騒動だの妖怪がらみの陰謀だの妖しい陰陽師だのが活躍(?)し始めている頃だ。
田舎の尼寺に預けられている主人公・"鈴音(すず)"はみなしごの少女だが、幼い頃に出会った、通称"ととさま"(やはり幼い頃に死別、しているらしい)を生きるよすがとして毎日を暮らしている。
彼女はふつーの女の子、のはずなのだが、実は……陰陽術の素養がたっぷりある。
おまけに、それらをちゃんと制御するほどの力はまだない。
だから困ったものなのだが。
彼女と、悪役術者との戦いの末に死んだ(らしい?)"ととさま"が遺した"鳴らない笛"(穴がないからなるわけない)に宿る、不思議な妖かしが、隣国のお家騒動に巻き込まれて展開する昔物語風アクション・ストーリー(だってやたらでかくて醜い鬼がでてきて戦うんだもんな)である。
この笛に宿る、やたら滅多ら強力な妖かし。
竹に因縁のある"狐さん"らしく、霊験あらたかなる某寺の某僧侶に曰く、
「飯綱(いづな)狐」
ではないかと。
お公家言葉を使う超妖かしが記憶をなくしたがために、ドサクサ紛れに、すずに仮りの名を与えられて無理やり使役されてしまう羽目になるのだが、姿と言葉がすっかり公家風なので、与えられた名前がなんと、
「おじゃるさま」であるという……本人(?)曰く、
なさけのうて足の力も抜けておじゃります
だそうだ。
作者の後書きによると、このおじゃる様のモデルは、「柳生一族の陰謀」にでていた、公家(風)の剣豪だと言うことだが…有名なドラマだけど見てなかったんだよなー、私。
千葉真一とか志保美悦子とか…活躍していたんだよね、確か。
ISBN:4592183215 コミック ひかわ きょうこ 白泉社 2005/10/05 ¥410
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