タイガースのリーグ優勝から一週間余が過ぎて、ようやく落ち着いたというか。
2年前の優勝時に出た本を読み返してみる。

仙ちゃんは大変だった…。
あんな低迷球団を「なんとかしてくれ」「たすけてくれ」と泣きつかれては、「よし、なんとかしてやる」と答えるしかないのだから。

高血圧に不整脈。

本当にしんどかったんだな、大変だったんだな、と今、思う。
巨人の監督引き受けなくってよかったよ。

私の本音としては「行っちゃいや」だったが、男気の強い仙ちゃんのこと、「助けてくれといわれて見捨てられない」と言い出したら止められない、「仕方がないよね」とも思っていたのだ。

マジでぷっつん行ってたかもよ。
あぶないあぶない。
自分の命を一番に、大事にして欲しい。
(阪神ファンの言えた義理ではないか…)

彼の厳しい言葉を受け入れたオーナー・社長もたいしたものだと思う。

実るほど頭を垂れる稲穂かな。

実際、本当に、そうであると私も知っているが。
中途半端なヤツほど他人に威張りたがる。
他人に嫌がらせをして自分の権力を試そうとする。

だから、本当に真摯に耳を傾けたんだな…と。


人間だもの、夢は見る。

夢は見たい。

だけど…夢を見ない振りをする。
振りをしなければ、やってられない。
そんな苦しい毎日だった。

だから、夢を叶えてくれた仙ちゃんに、心から感謝する。

あの時は、涙が出そうになった。
本を読んでも、また、なきそうになるかもしれない。

もう一度、泣きたいね。
日本一のフラッグを手にして。

ISBN:4048838512 単行本 星野 仙一 角川書店 2003/10/03 ¥1,365

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