意外な伏兵!
考えてなかったのに、身構えていなかったのに出ちゃった新刊だ。
…にしても、流行っているのか?
CD化?

頼んで買ってきてもらった本なんだが、この本だけ5冊ほど平積みになっていたという…。
つまりほかの本が並べてもらえたかもしれない4冊分のスペースを、こいつが占領していたわけである。
おそるべし…
いや。
面白いよ。
面白いから、私も買ってるんだけど。
なんかいきなりじゃない?

二枚目ではない拝み屋さんたちが活躍する、稀有な漫画だもんなぁ〜。
おまけに三人とも爺さんだし。(三爺という)

神父。
神主。
陰陽師。

いいとこ、おさえてるよな。

爺といって馬鹿には出来ない。
元とは言え、皆"拝み屋"としてそれなりの成果を上げてきた人たちなのだ。
たとえ"立入り禁止"だとか"危険!近寄るな!"だとか、近所のフツーの人たちに言われていようとも。
最強のタックル(?)で今日もかわいそうな霊体を虐めに(?)行くのだった…。
逆襲されたりして…。

ところで、主役(多分…)の少年(高校生)はまったく霊感がない。
な〜んにも見えない。

拝み屋横丁に住むものは、たとえフツーの小説家であろうとも、皆霊感が異様に発達しているはずなのに…。
そのあたりがこの漫画の醍醐味でもあるのだが。

そこで、自身に省みて、霊感があったほうよいか、ない方がよいのかなどと、色々と考えてしまう。
私も、まったくない人間だ。
霊感も霊障も、な〜んにもない。
微小なる"予感"だってはたらかない。

霊感がまったくないか、守護霊が強力なのか。
ま、そうでもなければ車で量るほどいるであろう怨念や怨霊やなんやか、百鬼夜行する古都に住めるわけがないか〜なんて思ったりもする。

余計なものは見ざる・言わざる・聞かざる。
やっぱり、これがベストなんかな?

そして、今時のこの、「大家」と「店子」の関係!
こんなの今も存在…というか、生き残っているのかな?
プライバシー重視で余計な口を挟まれたくない、とか、見られたくない、とかそんなことばかり、日本社会では発達しちゃったからねぇ。
大家さんの家(部屋?)に入りびたり、ってちょっと考えられない状況です。
ちょっと羨ましいけど、やっぱり面倒くさいとか、煩いとか、思ってしまうんだろうなぁ。
でも、こういう下宿であったなら、子供を預ける側の親は、とっても安心するんだろうねぇ。

ISBN:4758051763 コミック 宮本 福助 一迅社 2005/09/24 ¥580

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