時は第一次世界大戦。
「西部戦線異常なし」
なんて映画の舞台になった、ヨーロッパである。

飛行機に乗ることで、単なるバカから飛行機バカに出世(?)したと思っておる主人公リチャード・ハーレイは……は、ホンマにおばかさんである。

flying fools (複数形であるところに注目!)

−なんていうと、ピエロがいっぱい飛んでるようだが、いろんな意味での飛行機馬鹿たちが繰り広げる青春ドラマといえばよろしいか。

高速ではない複葉機がびゅんびゅんと飛び交い、コクピットなしの操縦席で彼らは凍えて震えている。(さぶ〜!)
でも、やめられないのだな。

まだまだ「礼儀」を重んじた空の戦い。
空軍においては、第一次世界大戦は、まだまだのほほんとしている…といえなくもないのか?
陸戦ではタンクとか毒ガスとか一杯出てくるきっかけになった戦争なんだが…。

ISBN:4086146606 文庫 須賀 しのぶ 集英社 1999/12 ¥500

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