お待ちかね、流血女神伝の続き。

イスラーム世界を彷彿とさせる砂の王国「エティカヤ」の女王(といっていいよね。分権統治みたいなもんだから…領土はこれっぽっちもないけどさ)となった主人公・カリエ。

女としては至高の存在になったものの、やっぱり色々と問題は出てくるものだ。
そうなのだ。
現実世界でもそういうものだ。
大きな問題の前にかすんで見えたちっぽけなことが、その問題が片付くといきなり前にせり出してきて、「ああもう!次から次へと!」とかおもっちゃうのだ。
それはずっ〜とそこにあったにもかかわらずにね。
がんばれカリエ!
君が次から次へと艱難辛苦に立ち向かわねばならないのは、ぜーんぶ作者と読者の陰謀愛!なのだから。

「女神の花嫁」でやたら格好よかったスーパーウーマン・ラクリゼおねえさまの登場を待つ今日この頃であった。

ISBN:4086004283 文庫 須賀 しのぶ 集英社 2004/06 ¥500

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索