長城の意義

2005年9月21日 読書
長城の意義
万里の長城の意義。

そんなもん。
異民族、或いは敵対する種族の自領土への侵入を防ぐ為。
それしかない。

中国の歴代王朝が苦労して、人と金を使って築きあげてきた、それが長城だ。

なにしろ、覇権争いをやれば国は疲弊する。

なぜなら。
田畑は戦で荒れているので、農耕はできない。
そこで働く農民は、一旗挙げようと軍隊に入っていたり、無理やり徴用されて軍隊に入っていたり、挙句、戦死していたりするので、労働力がまったく足りない。

そんな状態ではまともな生産が出来るわけがない。
農作物が出来なければ、税としてそれを搾取することも出来ず、どこかへ売って利益を得ることも出来ず、国としても土台が保てないということだ。
(江戸時代の武士社会と一緒。彼らの給料は自国の農民が作るお米だったのだから。大名の大小だってお米の量=石高で表される。)

なのになのに!
(特に)北方から異民族が攻めてくる、今にもやってくる!大変だ!
…となれば、覇権を取ったばかりの新興王朝であっても、なくなくでも金を、人を、そこにつかわにゃぁならんのである。

大陸の国家って大変ね〜。

と島国の私なんかは思うわけだな。

ある意味、混血があったほうが美形が生まれるのは周知の事実なので、混血のあまりない(この国においてもまったくないわけではない)日本には、むにゃむにゃむにゃ…というわけなのかもしれない。
う〜ん、残念!(笑)

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