へろへろのひょろひょろでやってきたサルベーン。
その身長が村のホープにして女たちの憧れの的・ラクリゼ(実は女)に勝った頃、旅立ちの時はやってきた。

当たり前だけど、天下無敵のラクリゼにも可愛らしい時代があったもんだなぁ…と思ってしまうお話でありました。

ラクリゼって当初の予定では、カリエに張る主役のひとりのはずだったらしい。

負けちゃったのは、彼女の方がおりこうさんだったから……嗚呼動かしにくいか。
突発的に馬鹿な行動にでないだろうしなぁ。

そして、サルベーン。
子供の癖してそろそろ"たらし"の兆候がちらほらと見え隠れするあたり…
「栴檀も双葉から」
を地で行っているね。

ISBN:4086003015 文庫 須賀 しのぶ 集英社 2003/07 ¥540

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