は〜いよいよ最終巻です。
人類の未来が、限りなくダークに近いこの世界。

戦うことを義務付けられた人々は、隔離地区で、どうすれば人間として生きていけるのだろうか。

ハードな物語は、もしかしたら、ありえるかもしれない。
姿を変えて、環境破壊・人類の滅亡という未来を描くのかもしれない。

それこそ地球が人間の"一斉駆除"をやりだしたら、だれにもどうにも出来ないのだから。

「世界が絶望的な状況である事」と「世界に絶望する事」との間には巨大な隔たりがある

と著者が後書きで述べています。

まさしくその通り…というかそうでないと、生きてきた・生まれてきた意味が無いやん。
誰だって「意味なくして生まれてきた物は無い」というのが、私の持論だから…。

強いも弱いもひっくるめて、清濁併せ呑んでなおはつらつと健康的な、柔軟な世界を作れればいいなぁ…とそう思うラストでした。

ISBN:4044293031 文庫 高瀬 彼方 角川書店 2005/02 ¥780

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