宝はマのつく土の中!

新刊！！
すっかりストーリーを失念しておりました。
すんまへんです。

ええと…なんでだろうか。
聖砂国が南極大陸のイメージがあったようで、「寒い国なのに〜！○○で○○○で○○！」と一人で鬱々としていた。

そうじゃなかったのね。
親子が楽しく語らい、噴水のショウに喜びつつ母と娘が砂糖菓子を買って処刑を見に町の広場に行くような、のほほんとした日常の存在する国だったのね……。

きっと、国の周囲を取巻く荒々しい海が、嵐のケープホーンとか吼える40度とか想像させたんでしょう。

ユーリくん。
元気そうでなにより。

ブラコン兄も元気でなにより。
グリ江ちゃん、一人だけど頑張ってね。
（一応コンラッドも居るにはいるのだが…相変わらず"本人が"すっきりと割り切れてないしな、コイツ）

久々の魔王様空間。
楽しみました。

ところで、「魔王」というマイナスイメージの主人公が新鮮で目新しくて面白い！
と騒いでいたけど、大昔、あった、って事を思い出しました。
「魔法使いサリー」
と言う漫画がちょうどひとケタの少女時代にはやったんだけど、主人公サリーは「魔女」
でもって母親も勿論「魔女」
父親にいたっては「魔王」だったんじゃないか！？

……そういうものを受け入れていたんだよね。
そういえば。
今更ながらに思い出したひとときです。

ISBN:4044452156 文庫 松本 テマリ 角川書店 2005/08/31 ￥460