他の作家の本の中で紹介されていた本である。
今時、なんと!380円!!。
うっわ〜!
安っ!!
昔々の岩波文庫は、星のひとつが50円だったけ…?なんて思わず遠い目をしてしまう私だった。
(星の数で値段が決まっていたのよ。2個なら100円、3個なら150円。)
硫酸紙をびりびりにしてしまう、不器用な私だったが…。
最近エッセイが好きである。
理由は、
読み安い。
どこでもぶち切れる。
簡潔な表現が著者の力量を明瞭に示す。
などなど。
能書きを垂れるより、単純に好きなんだろう。
年齢によって読書の形態も趣向も変わるから。
戦前に生まれた著者は、勿論戦争経験者だ。
早くにイタリアに渡り、イタリア人と結婚し、死別し、教師や翻訳家として暮らした。
その彼女が、イタリアを描く。
その中には勿論、戦争で犠牲になった、イタリアのユダヤ人。
ゲットーに、塀に囲まれて住んでいた彼らの話がある。
ただでさえ土地が狭くて建物の背が高くなってしまうベネティア。
そこのゲットーでは、ユダヤの教会は「足に踏みつけにされないように」もっとも高い部屋に作られている。
今では観光地になってしまったゲットーであるが、一歩そこに入れば、独特の雰囲気が自分を閉じ込める…ように思える。
ゲットーを避けていたイタリアのキリスト教徒も、最近では気軽に出入り(レストランでユダヤ料理!とか)しているとのこと。
アンネ・フランクばりに、2m四方の小部屋にユダヤ人の家族3人をかくまっていた話など、リアルさに震えがきそうだ。
(その部屋は、台所に向けて、小さな窓が明けてあっただけだそうだ。あんまりだから、と家のご主人が明けた窓だという。)
ISBN:4101392226 文庫 須賀 敦子 新潮社 2002/07 ¥380
今時、なんと!380円!!。
うっわ〜!
安っ!!
昔々の岩波文庫は、星のひとつが50円だったけ…?なんて思わず遠い目をしてしまう私だった。
(星の数で値段が決まっていたのよ。2個なら100円、3個なら150円。)
硫酸紙をびりびりにしてしまう、不器用な私だったが…。
最近エッセイが好きである。
理由は、
読み安い。
どこでもぶち切れる。
簡潔な表現が著者の力量を明瞭に示す。
などなど。
能書きを垂れるより、単純に好きなんだろう。
年齢によって読書の形態も趣向も変わるから。
戦前に生まれた著者は、勿論戦争経験者だ。
早くにイタリアに渡り、イタリア人と結婚し、死別し、教師や翻訳家として暮らした。
その彼女が、イタリアを描く。
その中には勿論、戦争で犠牲になった、イタリアのユダヤ人。
ゲットーに、塀に囲まれて住んでいた彼らの話がある。
ただでさえ土地が狭くて建物の背が高くなってしまうベネティア。
そこのゲットーでは、ユダヤの教会は「足に踏みつけにされないように」もっとも高い部屋に作られている。
今では観光地になってしまったゲットーであるが、一歩そこに入れば、独特の雰囲気が自分を閉じ込める…ように思える。
ゲットーを避けていたイタリアのキリスト教徒も、最近では気軽に出入り(レストランでユダヤ料理!とか)しているとのこと。
アンネ・フランクばりに、2m四方の小部屋にユダヤ人の家族3人をかくまっていた話など、リアルさに震えがきそうだ。
(その部屋は、台所に向けて、小さな窓が明けてあっただけだそうだ。あんまりだから、と家のご主人が明けた窓だという。)
ISBN:4101392226 文庫 須賀 敦子 新潮社 2002/07 ¥380
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