射雕英雄伝―金庸武侠小説集 (1)
2005年8月15日 読書
世に武侠小説、というもの。
作者の名前も、その作品の数々も目に耳に入ってはいたのだが、「これだけ有名で流行っているなら、誰かが貸してくれよう」とばかりに、自分では怠けて入手しなかった。
ナマケモノな私。
北宋末期や南宋末期、明朝末期あたりは結構好きな時代である。
日本史でも平安末期や戦国・幕末などが好きだったので、そのまま中国史にも当てはめられているわけだ。
「射雕英雄伝」は、南宋末期。
北方には金王朝がありながら、その彼方には油断できない元が、力を大きくしつつある。
激動の時代だ。
皇帝、及び官僚(文人)は、歴史すべて、政治のすべてに責任を持たねばならない。
いわんや民の暮らし、民の命はその手にかかっている。
ならば。
北方騎馬民族に蹂躙され、苦しめられ、殺される。
そのすべての責任は、政治家(=皇帝以下の官僚・文人たち)にある。
親が義兄弟であり、生まれる前から義兄弟の契りを結んだ二人の主人公が、片や元、片や南宋でそれぞれの人生を生きてゆく。
ともに、国と社会と人民に責任を持つ身で。
読みはじめだが、劇を思わせる描写と展開で期待できる。
巻末に、
「武侠小説用語説明」
と
「武器解説(図説)」
が掲げられているのが微笑ましい…というか、親切だよね。
(確かに、マニアの領域かも…)
ISBN:4198922713 文庫 岡崎 由美 徳間書店 2005/07 ¥840
作者の名前も、その作品の数々も目に耳に入ってはいたのだが、「これだけ有名で流行っているなら、誰かが貸してくれよう」とばかりに、自分では怠けて入手しなかった。
ナマケモノな私。
北宋末期や南宋末期、明朝末期あたりは結構好きな時代である。
日本史でも平安末期や戦国・幕末などが好きだったので、そのまま中国史にも当てはめられているわけだ。
「射雕英雄伝」は、南宋末期。
北方には金王朝がありながら、その彼方には油断できない元が、力を大きくしつつある。
激動の時代だ。
皇帝、及び官僚(文人)は、歴史すべて、政治のすべてに責任を持たねばならない。
いわんや民の暮らし、民の命はその手にかかっている。
ならば。
北方騎馬民族に蹂躙され、苦しめられ、殺される。
そのすべての責任は、政治家(=皇帝以下の官僚・文人たち)にある。
親が義兄弟であり、生まれる前から義兄弟の契りを結んだ二人の主人公が、片や元、片や南宋でそれぞれの人生を生きてゆく。
ともに、国と社会と人民に責任を持つ身で。
読みはじめだが、劇を思わせる描写と展開で期待できる。
巻末に、
「武侠小説用語説明」
と
「武器解説(図説)」
が掲げられているのが微笑ましい…というか、親切だよね。
(確かに、マニアの領域かも…)
ISBN:4198922713 文庫 岡崎 由美 徳間書店 2005/07 ¥840
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