国語辞書事件簿

2005年7月11日 読書
辞書の編集には人手とお金がかかる。
だから、どうしても手を抜く…

増補が増補になっていない?
編集者の名前貸しは常識?

などなど…

"増補"の実体を見抜くプロのテクニックは、
総頁数を数え、(増えているかどうか?)
ちょうど真ん中あたりのページを開けてみて、
頁の最初と最後の単語がちがっているか、(単語の配列にずれがあるかどうか?)

そういうことで、結構わかっちゃううのだそうだ。

成る程。
ちゃんと増補していたら、単語の居場所は、ずれ込むのが当たり前だよね。
でなければ、何かを削除してるってことだし。

安易に削ってはいないか?

もと新聞記者の著者があれこれと、辞書の謎っていうか、ごまかしを暴く(?)一冊。

ただし、「熱中」し「のめりこむ」人には、同じビョーキあわわ…ご趣味の方で無いと、なかなか付いては行けぬもの。

私には読みづらい、理解しがたい文章が続くのがちと辛いかな。
意図は面白いのだけれど。
う〜む。
中々頭に入ってこないよ〜。

ISBN:479421362X 単行本 石山 茂利夫 草思社 2004/11 ¥1,890

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