ちいさなちいさな王様
2005年7月3日 読書
挿絵画家 M・ゾーバの展覧会で入手した二冊目の絵本。
絵が目的だったが、呼んでみると、このアクセル・ハッケという作家は中々に面白いものを書く。
大きなすがた(つまり大人)で生まれて、だんだん年とともに小さく(=子供に)なってゆく。
そして、いつしか、誰の目にも見えなくなる。
人差し指のサイズしかない小さな王様は、自分たちの一生をそう語る。
そのほうが自然だろう?
と。
年とともに色んなことをどんどん忘れて、仕事を離れて、遊ぶことや何もしないでいること、なによりも物事を忘れてゆくことに身を任せる。
これが普通なんだ、
と。
むぅ〜ん。
それって…いいかも。
責任も、義務もなくなって、忘れて、好きなことだけしてやがて消える。
実際の人間だってそういうものだ。
年とともに、忘れていくべきなのだ。
なにもかも。
子供の頃に出来たこと〜想像すること、活動すること〜が年とともに出来なくなるのは、おかしい。
小さな王様は言う。
やればいい。
出来るはずだ。
やらないだけなんだ。
大人の絵本。
最近とみに読者が多いのは、私たちが幼かった時出来たことを、今一所懸命思い出そうとしているせいだろうか?
ISBN:4062083736 単行本 ミヒャエル ゾーヴァ 講談社 1996/10 ¥1,365
絵が目的だったが、呼んでみると、このアクセル・ハッケという作家は中々に面白いものを書く。
大きなすがた(つまり大人)で生まれて、だんだん年とともに小さく(=子供に)なってゆく。
そして、いつしか、誰の目にも見えなくなる。
人差し指のサイズしかない小さな王様は、自分たちの一生をそう語る。
そのほうが自然だろう?
と。
年とともに色んなことをどんどん忘れて、仕事を離れて、遊ぶことや何もしないでいること、なによりも物事を忘れてゆくことに身を任せる。
これが普通なんだ、
と。
むぅ〜ん。
それって…いいかも。
責任も、義務もなくなって、忘れて、好きなことだけしてやがて消える。
実際の人間だってそういうものだ。
年とともに、忘れていくべきなのだ。
なにもかも。
子供の頃に出来たこと〜想像すること、活動すること〜が年とともに出来なくなるのは、おかしい。
小さな王様は言う。
やればいい。
出来るはずだ。
やらないだけなんだ。
大人の絵本。
最近とみに読者が多いのは、私たちが幼かった時出来たことを、今一所懸命思い出そうとしているせいだろうか?
ISBN:4062083736 単行本 ミヒャエル ゾーヴァ 講談社 1996/10 ¥1,365
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