秘密結社の手帖

2005年5月25日 読書
秘密結社。
そう聞けば、われわれは、なにやら反社会的なな集団が怪しげな儀式を執り行っているような錯覚を覚える。

フリーメーソンなんて無害そうな団体も、△帽子のKKKと混同されている可能性は高い。

いや。
頭で《違う》と分かっていても、なにやら"アヤシゲ"であることは両者をひとつの項で括ってしまう原因になっている。

この本の著者・渋沢 龍彦という人も、そういえばなにやら怪しげなものを書き綴っていたような印象がある。
まともに読んだことはないので私の錯覚かもしれないが。

秘密結社は秘密でもなんでもない。
特にフリーメーソンみたいな、高名な政治家とか有名人が結社人であることを公言する結社は。

秘密なのは、入社の儀式なのだ。
…と、作者は言う。

なるほど。


ISBN:4167140071 文庫 渋沢 龍彦 文芸春秋 2004/09 ¥600

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