短編集。
しかも、王都時代の話。

…であるから、現在の、茶家がらみのどろどろ因縁&地方の行政と権力闘争話、に入る前の、清々しい(?)お話ばかりである。

特別ゲストがまた、とんでもないお方であるので、そこいらへんも楽しめる。
うん。
本当に楽しめる一冊だ。

もっとも、本編を読んでないと、楽しめない。
それは個々人のキャラクター性が思い切り表面に出ているせいである。
知っている人は、2倍、否、5倍美味しい味付けとなっている。
反面、知らないと、
なんじゃこりゃ?
的感想も仕方がない、というもの。
いささか自己満足的、というか、愛読者満足的なつくりは否めない。

ヒロイン一人に周りの、いい年をした男どもが振り回されるってのは…どうなんでしょうかねぇ?

ISBN:4044499063 文庫 雪乃 紗衣 角川書店 2005/04/28 ¥480

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