蒼穹の昴(4)

2005年4月30日 読書
人と人とのえにしなんて、出会わなければ分からない。

どんな人の人生も、終わってみなければ分からない。
何がよかったのか、悪かったのか…
人生の分岐点なんて、ほんとうは後悔と言い訳でしかない。

西太后がいよいよご隠居の決意を固めるが、周りのパラサイトたちがそれを許さないのである。

ひとつひとつが彼らの生き死にに関わってくるともなれば、必死になるのも頷ける。

彼らは、礼儀正しいが、行儀が悪い

と言われた中国の人々の、4億の人民が生き残るために、西太后は、光緒帝は、瀕死の大清帝国をどう生き永らえさせるのか。
或いは、どう終焉を迎えさせるのか。

いよいよラストの第4巻。
勢いづいて、調子に乗って、気がつけば最終巻…です。

ISBN:4062748940 文庫 浅田 次郎 講談社 2004/10/15 ¥620

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