蒼穹の昴(2)

2005年4月28日 読書
それぞれの道を歩きはじめた二人。

春児と文秀。

西太后が権力を振るうその背景には、清朝300年だけではなく、封建制と言う長寿の化け物を根底から切り崩そうとする乾隆帝(!)の陰謀があった…

と書くと、まるでオカルトだな。

だが、オカルトではない…

西太后をこのように描く人って初めてで(ほんま、びっくらこいた!)、とても新鮮だ。
だけどこの抗日・反日意識の高揚しているとき、こんなん描いて大丈夫かいな?
ああ、いや。
所詮満州民族だから、中華の人民はお構いなしか?

それにしても面白いなぁ。
博識な作家の歴史小説は、幅が広くてとても面白い。

…にしても、「闘う儒者!」

って誰のことかと思えば…李鴻章だとわ。

ISBN:4062748924 文庫 浅田 次郎 講談社 2004/10/15 ¥620

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