最初のガンダムがテレビアニメに登場してから、四半世紀。

四半世紀って25年だよ、なんと!

私は勿論学生で、夕方から始まるこのアニメを、その後の再放送のたびに何度も見返したクチである。
"新人類"だとか"ニュータイプ"だとか、今普通に使われるこういう言葉も、元はあのアニメから派生したものではなかったか。

流石に男の子たちのようにプラモデルに夢中になる、ってことはなかったけれど。

あの辺りから、日本のアニメが変わってきたのだった。
総監督のトミノヨシユキ氏を崇拝する若者がたくさん現れて、休日の原宿には、当時一世を風靡していた派手なパフォーマンスを展開するタケノコゾクを圧する勢いでトミノコゾクなんてのも現れ、ニュースを賑わしたもんである。

つまりガンダムの登場人物の格好をする、コスチュームプレイヤーの方々のことなんだが。
当時はアマ・プロの業者もなく、皆手作りでやっていたのだ。
拙いながらも工夫と一所懸命さが溢れていたものだった。

あぁ…懐かしい…でもって、よく覚えているもんだ、といま思う。

当時夢中だった世代が、いまや親となり、その子供と"続編"をテレビで見ている状況なんだね。
親世代としては、堂々とアニメを見る口実にもなって、たいそう"ありがたい"ことであるらしい。

それにしても、次々と絶えることなく続編が生まれてくるのにはあきれる、というか敬服するというか。

プラモデルの歴史になぞってガンダムの四半世紀の歴史を考察してゆくのがこの本の内容らしい。
先述のとおり私はプラモには興味がないが、ガンダムには大いに興味のあるところなので、昔を思い出して〜それこそ四半世紀の時をもう一度辿りながら、楽しめたらな、と思う。

ところで。
ガンダム後の「イデオン」やら「ザブングル」やら諸々…にはガンダムみたいな現象は現れないが、これは"最初に出たもの"の重み(価値)だろうか。

コロンブスの卵…?

ISBN:4396110049 新書 今 柊二 祥伝社 2005/02 ¥777

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