お安く買いました本……の第二弾。
値段を言うと著者に悪いぐらいの値段…で売っているもんなんだね、本って。

犬が好きなので、犬がどれだけ
"物事を考えて行動できるのか"
"どこまで認識しているのか"
などを考えてゆくのは非常に楽しい。

嘗て犬を買っていた者の常識(?)として、
「連中は絶対物事を認識しているし考えているし、時には人間をーしかも飼い主と同列にあるものをーからかったり試したりしている」
と私は考える。

そして甘える。
自分をアピールする。

その甘え方を見ていると、まさしく
「自分を人間だと思っている」
のもよく分かる。
どうすれば甘えさせてもらえるかも、ちゃんと知っている。

猫をかぶる
という言葉があるが、犬だってちゃんとかぶっている。

ペットロスと言う言葉が日本人にしか当てはまらないという話も聞く。
ペットを家族と同等に感じ扱い、最期の時には涙する、というあの感情は、日本人にしかないと言うのだ。
特に、アメリカなどでは、「情緒教育のための道具」扱いであり、「死んだら新しいのを飼えばよい」と考えられているのだと言う。

が、この本を読み始めた今日現在、そうとも思えないのだが。

大学で心理学を研究していたと言う著者。
単純に「可愛い可愛い」で終わらないところが見受けられる本ではある。
何しろ字が細かい。
そして行間が狭い。

だがしかし、犬大好き人間として、必ず楽しく読破してくれようとも!

ISBN:4167309971 文庫 木村 博江 文芸春秋 2000/09 ¥690

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