「サンドリンガム館の死体―女王陛下のメイド探偵ジェイン」を無事読了。

ヒロインであるジェインの推理が七転八倒…とは言い過ぎでも、あちこちへ引っかかりとっかかりして進む様子は呼んでいて楽しかった。

私にとってはまったくお馴染みのないロイヤルファミリーのメイド…から見た英国王室とそのとりまきの皆様方の生活やちょっとした過去の出来事やゴシップや…

英国王室フリークである、といわれる著者(カナダ人)だけに細かい下調べとそれらを利用した演出がよく効いていた。

新大陸から来た、ということだけで、やたらと「アメリカ人」と言われるヒロインが、そのたびに「カナダ人です!」というのは、「チャイニーズ?」といわれ続ける日本人の心境みたいなものだろうか…?

ISBN:4151001336 文庫 宮脇 裕子 The Mysterious Press 1999/02 ¥945

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索