(私にとっての)ウッドハウス第二弾。

無茶苦茶、おかしい。

出来る執事と出来ない主人。
そのやり取りは、関西人をも唸らせるツッコミと笑いで満ち満ちている。

ああ、お金があって、こんな執事を雇えたら…!
毎日楽しいだろうに。

知的に"決して"見えないご主人様だが、ただひとつ私が感心してやまないのは、「人のよさ」
育ちがいいとああなるのか。

友人の、「それはないだろう」頼みも、ちゃんときいてやるこの男。
伯母様の「そんなアホな」いい分にも、ちゃんと応えようとする男。
(なんとかソレを逃れようとは一応あがくのだが)
阿呆やないかと思いつつも、だから友達はやめられぬ…ではなく、友情が長続きするのだろうな、
と思った次第でありまする。

ISBN:4336046751 単行本 森村 たまき 国書刊行会 2005/02 ¥2,100

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