亜麻色の壁。
かび臭い本の匂い。
タバコの匂い。

昔を彷彿とさせるハトロン紙。

そんな雰囲気を持つ「スミスにおまかせ」

P・G・ウッドハウスの作品である。

…と、偉そうなことを言っても、私はウッドハウスは初読である。
ただ、この古風な装丁のハード本に、ちょっと郷愁を掻き立てられているだけだ。

しょっぱなから、田舎のカントリーライフを楽しむ(つまり頭を使わない)お貴族様が、結構なボケをかましてくれるので、かなり期待は出来そうである。

「私の眼鏡は何処へ?」

「御前の背中にぶら下がっております」

…べたべたの大阪(吉本)ギャグやん(笑)と思うのだが、如何?


1982年、初版発行。 創土社刊。

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