やっと出た!
ビクトリアン・メイド・コミック(?)
禁断の愛は成立するのか?!
愛は世界を変えるのか?!
…と、なにかと楽しいビクトリア朝英国の、階級差に翻弄される男女の愛と、人間たちを扱った物語である。
静かな、科白無しで表情だけで語るコマが素敵である。
どんどんよく(=上手く)なって行くなァ。
この漫画家さんは。
今回は、おおいに話が進む。
ジョーンズ・パパの夫人とのなれそめ。
なるほど。
彼も叉、若い頃にこれだけ苦労したからには、ちっとやそっとでは今の地位・環境を手放せまい。
憎いがゆえに離れられない、というところだろうか…?
だからこその執着が、恐ろしいほどだ。
当時英国に移住したドイツ人の一家(ジェントリー階級)ですら、「英国の階級重視の社会には腹が立つ」と申しておられる。
物語はビクトリア朝、つまり100年以上前の話だが、21世紀の今でさえ、たぶん、そういうことはあるのだろう。
このドイツ人一家…というか、彼らの館で働いている労働者階級(ドイツから連れてきた人がほとんどらしい)をひっくるめて、とっても楽しい。
特に奥様が…いいなぁ。
「私、アイーダも椿姫も大好きよ」
とわくわくしているその表情・姿と、それを楽しげに見やる夫のなにか企んでそうなところが、また楽しみである。
さて。
そういったことどもを見るに、つくづく思い知らされる。
日本ほど"平等"な社会はない、ということを。
平等すぎて…ある意味
「一番成功している"社会主義国"だという話もあるぐらいだ」(これについては、また、HOMEで)
だから、今の時代、日本とい狭量な島国に生まれたことを感謝すべきなのかもしれない。
ISBN:4757721684 コミック 森 薫 エンターブレイン 2005/03/31 ¥651
ビクトリアン・メイド・コミック(?)
禁断の愛は成立するのか?!
愛は世界を変えるのか?!
…と、なにかと楽しいビクトリア朝英国の、階級差に翻弄される男女の愛と、人間たちを扱った物語である。
静かな、科白無しで表情だけで語るコマが素敵である。
どんどんよく(=上手く)なって行くなァ。
この漫画家さんは。
今回は、おおいに話が進む。
ジョーンズ・パパの夫人とのなれそめ。
なるほど。
彼も叉、若い頃にこれだけ苦労したからには、ちっとやそっとでは今の地位・環境を手放せまい。
憎いがゆえに離れられない、というところだろうか…?
だからこその執着が、恐ろしいほどだ。
当時英国に移住したドイツ人の一家(ジェントリー階級)ですら、「英国の階級重視の社会には腹が立つ」と申しておられる。
物語はビクトリア朝、つまり100年以上前の話だが、21世紀の今でさえ、たぶん、そういうことはあるのだろう。
このドイツ人一家…というか、彼らの館で働いている労働者階級(ドイツから連れてきた人がほとんどらしい)をひっくるめて、とっても楽しい。
特に奥様が…いいなぁ。
「私、アイーダも椿姫も大好きよ」
とわくわくしているその表情・姿と、それを楽しげに見やる夫のなにか企んでそうなところが、また楽しみである。
さて。
そういったことどもを見るに、つくづく思い知らされる。
日本ほど"平等"な社会はない、ということを。
平等すぎて…ある意味
「一番成功している"社会主義国"だという話もあるぐらいだ」(これについては、また、HOMEで)
だから、今の時代、日本とい狭量な島国に生まれたことを感謝すべきなのかもしれない。
ISBN:4757721684 コミック 森 薫 エンターブレイン 2005/03/31 ¥651
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