「京都人だけが知っている」
シリーズで、"局地的"に有名な著者・入江敦彦氏は、英国住まいの京都生まれ。
自称、イケズ。
産まれ育ちが狭い京都市内で、しかも同世代なので、彼の言っていることはよくわかる(気がする)。
で、誤解されやすいが(と著者も断っている)、京都のイケズは毒舌でも意地悪でもない。
京都人は誤解され続けている…。
そのへんのニュアンスの違いを言いたくて書いたのかな?と思う。
内容は、そのものずばりを一枚の絵で示す挿絵付きなので、いつもに倍して笑える。
だが、内容(=京都人)に関しては、どのように説明しても、いくら言葉を尽くしても、言うだけ難解になるのでは?と思うな。(←この辺とか)
京都生まれで京都に住む私が読んでいてもこんがらがってしまいかねない。
(普段そこまで考えていないし)
実は、私自身も昔、"意地悪"の意味で"いけず"と言われた経験があるのだ。
勿論、イケズをした覚えはない。
入江氏が言うように、「ちょっと距離をとってよね」と遠まわしに、言外に含めただけのことである。
それが速攻、いけず、となる。
それでは、京都人は不幸だ。
だがそのときは、私も「それは違う!」と思いつつ、なにがどう違うのか、相手に説明することが出来なかった。
…というか、説明するのも早々に放棄した。
「たぶん分からないだろう」(←この辺とか)
という気持ちが先に来て。
著者もまた、折に触れては京都に対する"誤解"を解こうとしているように見受けられるのだが、所詮無理ではないか。
無駄なことは、せんがよろし。(←この辺が京都人か?)
だが入江氏の、こういう努力には頭が下がる。
彼は本当に京都を愛しているのだろうな。
イケズでへんこな京都を。
とりあえず、エピソードを重ねて、「分からんやろうな」と呟きつつ、自虐的に笑うしかないかな〜。
え?
こんなんで、笑えへんてか?
この本は、誰が読んでも、(京都人でなくても)必ず笑えることだけは保障できる…ってこういうことで笑えるの京都ならではか?
とりあえず、しょっぱなの第一声は大笑いさせてもらった。
言い得て妙である。
残念ながら、このことは、すべての京都人がちゃんと自覚していることなのである。
ISBN:4104675024 単行本 ひさうちみちお 新潮社 2005/02/19 ¥1,155
シリーズで、"局地的"に有名な著者・入江敦彦氏は、英国住まいの京都生まれ。
自称、イケズ。
産まれ育ちが狭い京都市内で、しかも同世代なので、彼の言っていることはよくわかる(気がする)。
で、誤解されやすいが(と著者も断っている)、京都のイケズは毒舌でも意地悪でもない。
京都人は誤解され続けている…。
そのへんのニュアンスの違いを言いたくて書いたのかな?と思う。
内容は、そのものずばりを一枚の絵で示す挿絵付きなので、いつもに倍して笑える。
だが、内容(=京都人)に関しては、どのように説明しても、いくら言葉を尽くしても、言うだけ難解になるのでは?と思うな。(←この辺とか)
京都生まれで京都に住む私が読んでいてもこんがらがってしまいかねない。
(普段そこまで考えていないし)
実は、私自身も昔、"意地悪"の意味で"いけず"と言われた経験があるのだ。
勿論、イケズをした覚えはない。
入江氏が言うように、「ちょっと距離をとってよね」と遠まわしに、言外に含めただけのことである。
それが速攻、いけず、となる。
それでは、京都人は不幸だ。
だがそのときは、私も「それは違う!」と思いつつ、なにがどう違うのか、相手に説明することが出来なかった。
…というか、説明するのも早々に放棄した。
「たぶん分からないだろう」(←この辺とか)
という気持ちが先に来て。
著者もまた、折に触れては京都に対する"誤解"を解こうとしているように見受けられるのだが、所詮無理ではないか。
無駄なことは、せんがよろし。(←この辺が京都人か?)
だが入江氏の、こういう努力には頭が下がる。
彼は本当に京都を愛しているのだろうな。
イケズでへんこな京都を。
とりあえず、エピソードを重ねて、「分からんやろうな」と呟きつつ、自虐的に笑うしかないかな〜。
え?
こんなんで、笑えへんてか?
この本は、誰が読んでも、(京都人でなくても)必ず笑えることだけは保障できる…ってこういうことで笑えるの京都ならではか?
とりあえず、しょっぱなの第一声は大笑いさせてもらった。
京都は愛されていますが京都人は嫌われています。
言い得て妙である。
残念ながら、このことは、すべての京都人がちゃんと自覚していることなのである。
ISBN:4104675024 単行本 ひさうちみちお 新潮社 2005/02/19 ¥1,155
コメント