主役は、風見藩御台所、めだか姫。

大藩育ちで鷹揚で(抜けている、ともいう)それでいて頭の周りは早く、ちょっとやそっとではへこたれない。
暢気で元気な姫君の物語。

田沼意次の陰謀を見事かわし、今度はどんな事件に首を突っ込むのか…。
ということで、楽しくもけなげな時代小説の続編である。

紙芝居的な、或いは、トーキー映画的な説明書きがなんともおかしい、今までにない笑いの小説。
今回もさぞ愉しませてくれるだろう……。

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「絞首台まで…」
が読めたので、いよいよこちらに取り掛かった。
ラヴゼイらしい決着のつけ方。
ヒロインが可愛らしくて、今までの彼の小説に出てくる女性たちとは雰囲気が違ったが、これなら女性のファンも付く、というもの。
「マダム・タッソーがお待ちかね」
に一部、似ているかな?
この本も、とっても面白かったです。


ISBN:4101265348 文庫 米村 圭伍 新潮社 2004/09 ¥500

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