ちょっと変わった推理小説。
著者は「殿下シリーズ」で有名なラヴゼイ。
(「偽のデュー警部」も好き)
これまた著名な小説「ボートの三人男」になぞらえた事件を推理する。
三人の男。
そして舳先に立つ犬。
犬を連れてのボート遊びか…。
優雅じゃのぅ。
それだけではなく、この小説では、事件を捜査する刑事たちが、目撃者の女学生を伴って、これまた小説のように、ボートで現場検証する…。
河を上りながら…。
そもそも、お弁当をもって、白いパラソルを差して、のんびりと流れに乗って(勿論漕ぎ手の苦労もあるが)じっくりと時間を浪費するとは、なんとも暢気な。
いかにも英国的な遊びだ。
…と思ってはいけない。
いい時代だと思うべきである。
今、自分が出来ない環境だからといって、ひがんではいけないのである。
ところで。
「ボートの三人男」
は、以前読んだ「<食>で読むイギリス小説」にも紹介があり、大の男三人が、かんづめ一個に大騒ぎする顛末が妙に印象的だった。
もちろん、その裏には、彼らが缶詰を好むことや、食事の習慣等々で、そのクラス(階級)まで判ってしまうという、いかにも英国的な解説付きではあったが。
まあ兎も角、そのお陰で、いつかは読もうと思っていた小説であるのだが…こんなところにも出会いがあった。
偶然とは恐ろしいものである。
そして私は、本日「ボートの三人男」を買ってしまいましたとさ。
ちょいと次元を超えて、時間の追われる現代を捨てて、ゆったりと河くだりに出かける気分である。
ISBN:4150747210 文庫 三好 一美 早川書房 2004/10 ¥798
著者は「殿下シリーズ」で有名なラヴゼイ。
(「偽のデュー警部」も好き)
これまた著名な小説「ボートの三人男」になぞらえた事件を推理する。
三人の男。
そして舳先に立つ犬。
犬を連れてのボート遊びか…。
優雅じゃのぅ。
それだけではなく、この小説では、事件を捜査する刑事たちが、目撃者の女学生を伴って、これまた小説のように、ボートで現場検証する…。
河を上りながら…。
そもそも、お弁当をもって、白いパラソルを差して、のんびりと流れに乗って(勿論漕ぎ手の苦労もあるが)じっくりと時間を浪費するとは、なんとも暢気な。
いかにも英国的な遊びだ。
…と思ってはいけない。
いい時代だと思うべきである。
今、自分が出来ない環境だからといって、ひがんではいけないのである。
ところで。
「ボートの三人男」
は、以前読んだ「<食>で読むイギリス小説」にも紹介があり、大の男三人が、かんづめ一個に大騒ぎする顛末が妙に印象的だった。
もちろん、その裏には、彼らが缶詰を好むことや、食事の習慣等々で、そのクラス(階級)まで判ってしまうという、いかにも英国的な解説付きではあったが。
まあ兎も角、そのお陰で、いつかは読もうと思っていた小説であるのだが…こんなところにも出会いがあった。
偶然とは恐ろしいものである。
そして私は、本日「ボートの三人男」を買ってしまいましたとさ。
ちょいと次元を超えて、時間の追われる現代を捨てて、ゆったりと河くだりに出かける気分である。
ISBN:4150747210 文庫 三好 一美 早川書房 2004/10 ¥798
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